私達の想い

” 花澤ぶどう研究所が目指してきたもの “

私達「花澤ぶどう研究所」は、前代表である花澤茂が 1989年に設立しました。農業高校の教師をする傍ら現在地においてぶどう品種の収集を行い、試作や交配育種の研究を始めた訳ですが、その根底には農業者の地位と収入等の向上を目指し、ひいては若者が職業として選択できる農業のあり方を実証しようという熱い想いがありました。
 
農業者は、農作物を生産し販売することで成り立っている職業であるということを自覚し、時代の変化に遅れることなく、消費者に信頼され喜んで頂ける商品を生産提供しなければならない。
設立当初より、農業者から消費者までの経済活動の中で存立可能な形になることこそ、これからの日本農業の姿であると私達は考えてきました。

” 私達が守るべきもの “

“消費者に愛されてこそ商品の価値があり、その価値が農業者の地位を確立しかつ成長させていく”ということに疑う余地はありません。IT化や自主流通化が進んだ結果、生産者と消費者との距離と時間は以前より大幅に短縮されていますので、多くの農業者はその効果や成果の恩恵を実感もしていることでしょう。
 
しかしながら、現在の日本の農業(特に中山間地を主とした小規模経営体)は、維持継続という点において大きな決断を迫られていることも事実です。温暖化による自然災害の大型化や連続化が顕著となる中で、地震や豪雨に伴う営農地の崩壊や各種設備の被害、そして鳥獣被害に後継者不足等…。耕作放棄地や空き家が増えているこうした地方の現状は、農業者の高齢化と共に立ち向かおうとするコミュニティのチカラすら奪いつつあります。地域を守り、国土保全の役割りを担ってきた日本の農業の未来を、果たして誰が、ITは守ってくれるのでしょうか?
 
人口が減少していくこれからの時代、若者の就農は希望でありひとつの方法論ではありますが、全ての解決策にはなり得ません。チカラを失った地域はもはや忘れ去られていくしかないのかもしれませんが、だからこそ私達は、年齢や職業を問わず多くの方々が、普段から“土に畑に”触れながら地域と向き合える環境を作っていくことが必要なのではないかと考えています。
 
“農業は国の基である”   この⾔葉を私達の意志として。

令和元年5月1日
 花澤ぶどう研究所   代表 花澤伸司

花澤ぶどう研究所(setogiants)
HANAZAWA GRAPE LABORATORY