8月上旬の研究所だより
はじめに
記録的な猛暑が続きます。 皆様いかがお過ごしでしょうか。折角のご自愛をお祈り申し上げます。

岡山では7月上旬に梅雨明けとなり、旱天が続いています。6月の長雨、日照不足で心配されたブドウの 生育も回復し、目下は全品種とも順調に成熟に向かっております。トラブルは無く、この状態が続けば きっと美味なぶどうになると思います。ただし、粒の肥大は抑えられるかと思います。
管理・作業内容

1.温度管理
ハウスの内は外気温度より2〜3度高く、高温障害(葉やけ)による成熟や着色遅延が心配されます。 しかし、当研究所では天窓操作と潅水方法の改善で被害を最小限に防いできました。見学者も枝葉がきれいで 健康だと感心されています。
2.水分管理
梅雨明けとともに潅水量を徐々に増やし、晴天と高温が続くため、目下約7〜10mmを目処に毎日午前中に潅水し ています。葉面蒸散と地表面蒸散が多くなり、乾燥し易くなるからです。
3.その他
着色品種の着色状況及び品種と固体(株)ごとの糖度調査。不要新芽の除去。病害虫の注意観察等、定期的 に管理しています。
(左:ブラック三尺)
出荷準備
出荷資材の調達、数量点検。 箱折り、受注台帳への入力。利江さんに事務引き継ぎをお願いしつつ、どれだけ早く処理できるかと 心配ですが、とにかくやらないことには前に進まず頑張っています。今、200名近い方々から注文書が届き、毎日伝票の入力と品番別数量の確認を急いでいます。FAXでは字がつぶれて良く読めない場合もあり、恵子の大変だったであろう仕事が、今になってよく分かります。

作業場の整理、出荷は8/25頃よりと予測。


(左:受注台帳への入力)
その他


1.来訪者
JA佐賀より8名(左写真)・中国より大学関係者4名視察に。また近隣農家や県外 (鳥取・福岡・山口・香川)などから、JA関係者25名及び生産者が、ご家族でまたは グループで見える予定です。
2.夏休み
8月に入り、バイトさん達は夏休みです。でも幸いにお住まいが我が家と近い方々が 殆どで、早朝に潅水に来て下さったり、お子様を見て下さる方のおいでの時は、午前中 出て来て下さったり、高校生も1人夏休みに入ったjからと応援に!また楽しむ会の方も 「ボランティアに・・・」と来て下さって、お陰で主人が気にしていた袋かけも出来ました。
3.苗木育苗
暑さと旱抜の影響が強まっていて、昨年以上に難儀しています。